戦後の混乱や貧困・差別などで義務教育を受けられなかった高齢者。
いじめなどにより不登校のまま形式的に学校を卒業した若者。
様々な事情で学びの機会を奪われ、文字の読み書きもままならないまま社会を隠れるように生きる人がいる。
そんな人たちが通うのが2017年にできた岡山自主夜間中学校だ。
岡山市で毎月2回開かれていて、100人を超える生徒がボランティアの講師から読み書きや計算を学んでいる。
立ち上げたのは現役の中学教諭、「学ぶことは生きることだ」と繰り返す。
学びの中で生徒らは知識を得るだけではなく、人とのつながりを育み、自らの生きる可能性を切り拓いている。
主体的に学び、それを心から喜ぶ生徒らの姿こそ教育の原点といえるのかもしれない。
岡山初の自主夜間中学の取り組みから、学び直しの場の必要性が浮き彫りになった。
(出典:RSKホームページ https://www.rsk.co.jp/tv/message/bn/20190410.html)